JJ ILC

JJ International Language Centerはメトロマニラの郊外にある韓国資本の英語学校である。ピークシーズンで200人以上の留学生がやってきており、メトロマニラでは最大規模の学校の一つである。韓国からだけで十分学生が集まっているため、今まで日本人留学生の募集は特に行っていなかった。今回「フィリピン留学情報」から同校に働きかけ、日本の留学エージェントとして初めて同校を取り扱うこととなった。

同校の校長はマニラで学校経営を始めて12年目のベテラン。学生数が増えてきたため2012年に今の場所に移転してきた。彼の持つ豊富なノウハウと経験に基づいてコース設計、カリキュラムデザイン、教師のトレーニングを行っている。

授業はマンツーマンとグループレッスンの組み合わせで、1日に6～8コマのオーソドックなスタイルである。グループレッスンは勉強する内容が決まっているが、マンツーマンレッスンは最初のカウンセリングの時に要望を伝えれば、希望にあった授業内容にアレンジしてもらうことができる。

フィリピンの学校は小学生、大学生の留学が多いため、夏休み、冬休みのピークシーズンとそれ以外のオフシーズンで学生数が大きく違う。これに対応するためピークシーズンには多くの臨時教師を採用することになる。これはフィリピンの大半の学校で起こっていることであり、ピークシーズンの教師の質の低下につながる場合がある。

この学校では500人を超える英語教師のデータベースを基に質の高い教師を早めに確保するようにしている。このため、臨時に採用する教師の7割以上は過去に同校で教えたことがあり、なおかつその時の評価が高かった教師で固めているとのこと。

またこの学校の特長として、オンラインレッスンを同じ学校の校舎内で行っている。このため、教師側のスケジュールの都合さえ付けば、留学中に気に入った教師から帰国後にオンラインで英語のレッスンを受けることも可能である。

マニラでは多いスタイルだが学校の建物に併設したタイプの寮はなく、ボーディングハウスを寮として使っている。ボーディングハウスとは普通の一般住宅の部屋に寝泊まりし、食事はダイニングでみんなと一緒に食べる宿泊施設である。大家さんが一緒に住むルームシェアと考えれば良い。

学校から徒歩圏内に大きなショッピングセンターがあり、一通りのものが手に入る。マクドナルドやスターバックスなども同じ場所にあるので生活面は便利が良い。

特に際立った特徴があるわけではないが、長年の運営実績があり経験値が高い。授業もオーソドックスなものであり、教師の質も一定レベル以上を確保している。生活環境も良く、学費は極端に安いというわけではないが、少なくとも高いというレベルではない。あらゆる面で平均以上をキープしているので、特に冒険なく手堅く平均的な留学をしたいという留学希望者におすすめできる。